エントリー編② チャートパターン

エントリー編② チャートパターン


前回から「エントリー編」ということで

エントリー時の下位足の見方を

お話ししています。

 

いざエントリーする時の

タイミングの取り方を

下位足のチャートパターンを

例に挙げてお話ししました。

 

今回は、

エントリー時に使えるチャートパターンを

まとめてみますので参考にしてください。

 

ただし、形や名称だけを覚えても仕方がありません。

 

チャートパターンを単体で見た時の

値動きのメカニズムを理解しておくこと。

 

環境認識、トレードプランという

背景の優位性があるからこそ

下位足のチャートパターンが活きるということ。

 

これらを忘れないようにしてください。

 

また、これから紹介するチャートパターンは

エントリー時以外でも使えます。

 

時間足が変わっても

相場のメカニズムが変わらないからです。

 

環境認識やトレードプランの際も

積極的に取り入れてみてください。

(既に紹介した値動きが多いですが…)

 

 

では順番に見ていきましょう。

 

押し目買い・戻り売り・及びその崩れ

もはやお馴染みの値動きですね。

基本編⑤と⑧詳しく紹介しています。

 

「押し安値、戻り高値を抜いた波」に対して、

押し目買い、戻り売りをします。

 

「下位足と上位足の目線が揃うタイミング」を

狙い撃つ理にかなったエントリーです。

 

崩れるパターンも要チェックです。

 

例えばオレンジボックスのような

最後の最後に発生する攻防に

注目することがポイントです。

ダブルトップ・ダブルボトム・及びその崩れ

こちらもお馴染みの値動きです。

 

基本編⑥と⑨で解説しています。

 

ネックラインを抜けてから

エントリーしましょう。

 

「ネックラインを抜いた波を

押し目買い、戻り売りする」という

見方をすれば、戻りを待ってキレイに

エントリーできます。

 

崩れるパターンも要チェックです。

 

ネックラインを抜いてからの崩れは

オレンジボックスのような

最後の攻防を見極めるのがポイントです。

 

「ダブルトップのネックラインを抜いた波」

に対する戻り売りが崩れて

ダブルトップを崩していく、という流れが

わかりますか?

 

下位足のチャートパターンの中の

さらに細部の値動きにまで

目が届くようになるのが理想です。

 

そうすれば最後の最後まで

理にかなった納得のできる

エントリーができます。

 

図には書いていませんが

ネックラインを抜く前に崩れるパターンも

よくあるので押さえておきましょう。

(基本編⑨参照)

レンジブレイク・ダマし

こちらも基本権⑦で解説した通りです。

 

一口にレンジと言ってもその形はいろいろです。

 

下図のような

「フラッグ」や「三角持ち合い」も

形に特徴が見いだせるから

名前が付いているだけです。

 

「ダブルトップ崩れ」にも見えませんか?

 

要は、値動きが攻防し

決着がついた方に動いていくだけです。

そのメカニズムを感じながら

トレードができれば

形やネーミングに囚われずに済みます。

 

レンジブレイクは

視覚的にもわかりやすいのですが、

「ダマし」にあった経験があればあるほど

迷いが生まれるものです。

 

ただし、今は下位足のエントリー時のお話しです。

 

エントリーを考えている時点で

上位足の環境やトレードプランのことは

しっかりと考えた後のはずです。

 

優位性は十分にある状態ですので

はっきりとブレイクを確認してから

自信をもってエントリーしてみてください。

 

切り上げライン・切り下げラインブレイク

斜めのラインは

環境認識編④で登場しました。

 

環境認識での使い方のお話しでしたが

下位足を見る時も理屈は同じです。

 

斜めに意識されているラインが引けるとき

そのブレイクでエントリーします。

 

見た目は違いますが、「フラッグ」や

「三角持ち合い」の理屈と同じです。

 

「売り勢力の抵抗」が斜めのラインを生み出し

それをブレイクするから上昇する。

 

これも実に理にかなっていますね。

 

三尊・逆三尊

こちらは本ブログでは初めて紹介します。

 

トリプルトップとか

ヘッドアンドショルダー

とも呼ばれる、相場では超有名な形です。

 

ですが、

ダブルトップやダブルボトムと

本質的な違いはありません。

 

値動きのメカニズムは同じで

エントリーポイントも同じです。

 

ネックラインに注目すればOKです。

 

三尊、逆三尊の場合、

ネックラインを作る「点」が2つあるために

下図の右側の形のように

ネックラインが斜めになることもあります。

 

他にも三尊の特徴としては

「肩」に当たる部分にも

ラインが引けます。(オレンジ)

 

「三尊になるかも」という

認識を持てれば

「右肩」はこの辺かな

という予測が立ちますよね。

 

この「肩のライン」はエントリーというよりは

環境認識やトレードプランレベルで使うと

使いやすいです。

 

 


 

チャートパターンについては以上です。

 

こういったチャートパターンは

世界中のトレーダーが同じ認識を持っているので

セオリー通りに動きやすいですし

しっかりと値が伸びていきます。

 

エントリー時はもちろん

環境認識にもトレードプランにも

取り入れられれば

強力な優位性を得られます。

 

本ブログでは

どこにでも載っているような

基本的なチャートパターンしか

紹介していませんが、

きっとこの世界では

もっといろんな値動きにいろんな名前が

付けられているのだと思います。

 

ですがそのすべては基本形の

「派生」にすぎません。

 

基本的なチャートパターンだけ

しっかりと理解しておけば

十分に相場で戦っていけます。

 

次回は、チャートパターンではなく

ローソク足に焦点を当て下位足を

見ていきたいと思います。

 

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