エントリー編① 下位足の値動きを見る

エントリー編① 下位足の値動きを見る


今回から「エントリー編」ということで

エントリーについてのお話を始めていきます。

 

「エントリー」というと

いよいよか!

という感じがしますが、

そんなに濃い内容ではありません。

 

FXでもっとも大事なのは

やっぱり環境認識であったり、

相場のメカニズムだったり、

そういう本質的な部分なんですよね。

 

相場のメカニズムを理解していれば

適切な環境認識ができます。

 

適切な環境認識ができれば

適当なトレードプランが立てられます。

 

適当なトレードプランが立てられれば

最適なエントリーポイントが見えてきます。

 

この流れのもっとも下流にあるのが

エントリーです。

 

上流の方で間違いを起こせば

芋づる式にすべてを間違うわけですから。

 

かといって、

エントリー方法はどうでもいいのか

というともちろんそんなことはありません。

 

最下流のプロセスだからこそ

「最後の砦」という見方もできます。

 

相場は最後の最後まで

何が起こるか分かりませんから。

 

エントリーしてしまえば

トレーダーにできることは

何もなくなってしまいます。

 

相場の波に干渉できる

最後のタイミングが

エントリーなわけですから

最後の最後まで論理的な

トレードをするためには

とても重要です。

 

ということで、

各プロセスの位置関係を把握した上で

次に進んでいきましょう。

 

下位足の値動きを見る

これまでの記事で何度か

お話しはしてきましたが、

トレードは3つの波を見て行います。

 

まず狙いたい波、つまりメインの波を決め

その上位足の波で環境認識をします

このブログではメインの波を

1時間足の波としています。

 

環境認識をもとに

メインの波がどのような動きになるか

予想し、トレードプランを立てます。

 

ここまでは前回までの記事の

おおまかな内容ですね。

 

この後、メインの波が

トレードプラン通りに動けば

そこで初めて下位足の登場です。

 

以下の図を4時間足の波だとします。

下から大きく上昇しています。

 

この背景に対して

「紫のライン付近まで下がってきたら買う」

というトレードプランを考えます。

 

で、実際に値が下がってきたのが

以下の場面です。

メインの1時間足の波が

紫のラインまで下がってきました。

 

では、ここで下位足の出番かというと

そうではありません。

 

メインの波は下落中で

ラインを突き抜けて

下がっていくかもしれません。

 

もう少し様子をみます。

 

すると、ラインから反発が始まりました。

 

しかしまだ戻り高値を上抜いたわけでもなく

買いを考える状況ではありません。

 

もう少し待ちます。

下降トレンド中で戻り売りが入るので

また下がってきました。

 

この辺りから下位足を見始めましょう。

 

下位足は例えばこんな感じです。

緑の波が5分足の波とします。

 

高値から押し安値を下抜いて

下降トレンド中ですね。

 

この5分足の波が

「買える形」になれば買いたいところです。

 

わかりやすいのはこんな感じです。

緑の波がダブルボトムを形成しました。

 

ネックラインを抜いた戻ってきたところで

エントリーできれば完璧ですね。

 

ダブルボトムであると同時に

紫でなぞった部分の「押し目買い」でもあります。

 

また、ネックラインを抜けた瞬間に

エントリーしてしまうのも大丈夫です。

 

そのまま下がってこずに

上がってしまうこともありますから。

 

ただし、

もし下がってしまった時は

含み損を抱える羽目になり、

損切りになった時に

負けが大きくなります。

 

そこらへんは各々の好みでもあるところです。

 

この例ではダブルボトムでしたが

ダブルボトムに限定する必要はありません。

 

下のようなパターンでも大丈夫です。

順番に、

 

レンジブレイク

トレンド転換

逆三尊

 

と呼ばれる形です。

 

本ブログの基本編でも触れていますが

(逆三尊にはまだ触れていませんが)

FXにはいろいろなチャートパターンに

名前が付けられています。

 

名前や形だけを覚えても

あまり意味がないですが、

値動きのメカニズムとしては

ダブルトップやダブルボトムと同じです。

 

代表的なものは覚えておくと

トレードにおける引き出しが増えます。

 

このように下位足のチャートパターンを

確認してエントリーします。

 

その後の値動きですが、

もともとの背景は

「オレンジの波の押し目買い」です。

 

その中の1時間足の

波を獲るというのが目標なので

 

まず初めのトレードで水色の波

次のトレードでピンクの波

次のトレードで黄緑の波

 

と、デイトレードの保有時間の感覚だと

ひと波ずつ取れるのが理想です。

 

エントリーポイントは

それぞれの押し目での

下位足のチャートパターンに従います

 

もちろん背景にあるのが

オレンジの波の押し目買いですから

ずっと保有しててもいいんですけどね。

 

デイトレードはその日の内の決済が基本です。

 

 


 

基本的なエントリーの仕方でした。

 

下位足の値動きを最後の最後まで見ることで

理にかなったトレードができますよね。

 

エントリーに使える下位足の値動きのうち

これまでに出てきたチャートパターン以外のものを

ご紹介しようと思います。

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