環境認識編⑥ ローソク足を見る

環境認識編⑥ ローソク足を見る


今回はローソク足についてのお話しです。

 

ローソク足は世界中のトレーダーが使っていますが、

実はメイドinジャパンです。

 

そして日本人が考え出したことを誇らしく思えるほど有用なものです。

 

ローソク足からはいろいろな情報を読み取れますが

環境認識での使い方をご紹介します。

 

前のローソク足の形を見る

まずはシンプルにローソク足の形をみます。

環境認識なので日足を例にあげます。

 

前日の足が、陽線、陰線だった場合、

その日のトレードでは積極的に

押し目買い、戻り売りを狙ってみたいところです。

 

日足のローソクに対して狙いたい1時間足の波は

下の図のようなイメージでしょうか。

 

また、下図のような日もありますよね。

このように上下に髭のある足をコマ足といいますが、

ローソク足内の下位足の値動きに方向感がない時は

このようなローソク足になります。

 

方向感がないため、あまりトレードには向かない相場です。

 

もしやるとしても

高値、安値に引き付けてのトレードか、

高値、安値を抜けてからのトレードが

おすすめです。

 

デイトレーダーにとって

前日のローソク足の形は、

把握しておくべき「環境」のひとつです。

 

高値、安値を意識する

水平ラインのお話しでも出てきましたが、

ローソク足の高値、安値はよく意識されます。

 

世界中の誰が引いても同じラインだからでしたね。

 

特に時間足が大きくなればなるほど

その注目度は増します。

 

デイトレードでの環境認識ですから

例えば日足や週足、月足です。

 

少なくとも

前日の高値安値

先週の高値安値

先月の高値安値

には水平ラインを引いておきましょう。

 

ライン際の下位足の動きに注目です。

ラインを抜けるか抜けないかは

他の環境次第ですが

ライン際の下位足の動きには

注目して損はありません。

 

ポジションを持っている場合は

利益確定の目標値としても使えます。

 

 

ラインブレイクを終値で判断する

次に、ローソク足とラインの関係をお話しします。

環境認識はもちろん、

どの時間足のチャートでも

共通するお話しです。

 

 

ある重要なラインがあったとして、

 

そのラインを「抜けた」か「抜けてないか」の判断は

各時間足を見ているトレーダーによって異なります。

 

例えば以下の図を見てください。

仮にローソク足が1時間足、

オレンジラインが上位足の抵抗だとして

この状態は「ラインを抜けている」と

言えるでしょうか?

 

1時間足を見ているトレーダーが

「よし!抜けたぞ!」とは

ならない気がしませんか?

 

ローソク足が確定するまでは

抜けたように見えていたかもしれません。

 

しかし終わってみるとヒゲを残してラインの下で

ローソク足が確定しているので

「ラインに止められた」「抜けなかったか」

と判断されてしまいそうな局面です。

 

 

「ラインブレイクを終値で判断する」とは

こういうことです。

 

次の図を見てください。

 

 

1時間足が抜けているか?と聞かれると

今回はしっかりと抜けていますよね。

 

どのローソク足も終値が

ラインより上で確定していますから

「抜けた」と言えそうです。

 

では、この図の次の1時間足が

以下のようになった場合はどうでしょうか。

大きめの陰線が出て、ラインより下で確定しました。

 

この4本の1時間足を4時間足に切り替えてみると

グレーのローソク足が見えてきます。

 

この4時間足は上ヒゲを残し

ラインより下で確定しています。

 

 

ですから4時間足トレーダーにとっては

「抜けていない」「抜けなかった」という

判断になってしまうわけです。

 

 

このように、

ある時間足ではラインを抜けたように見えても

上位の時間足では「抜けなかった」

という結論に至ることがあります。

 

こういう視点で環境認識を行うと

 

「前日の日足がこのラインを抜けなかったから

今日は売られるかもしれないな」

 

「先週の週足がこのラインを抜けたから

今週は上がるかな」

 

という目線を持つことができます。

 

週足や日足の影響力は

デイトレーダーにとっては

かなり大きいです。

 

波を見ることは当然重要ですが、

今回のお話のように

たかがローソク足1本でも

その影響力を考慮できれば

その分トレードの優位性は高まります。

 


 

 

さて、今回はローソク足についてでした。

 

ローソク足の形を見る

ローソク足の高値安値を見る

ローソク足の確定した位置を見る

 

これらを取り入れることで

より正確な環境認識ができるようになるはずです。

 

 

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ライン際の値動きに注目していると

そのラインを抜けているのか抜けていないのか

判断が難しいことがあります。

 

ラインが重要であればあるほど

その判断によってトレード環境は大きく異なります。

 

水平ラインを含む様々なラインというのは

ピッタリそのライン上で値が反応するわけではありません。

 

行き過ぎることもあれば、届かないこともあります。

それは上位時間足のラインであればあるほどそれは顕著です。

 

 

 

1時間足の波は完全にラインを抜けたのに

日足では抜けていない、

という状態が起こり得ます。

 

結論から言うと、

そのラインを抜けているか抜けていないかの判断は

どの時間足を見るかによって異なります。

 

以下の図は前日の日足陽線と、1時間足の波です。

 

前日の高値にはラインを引いておきます。

日足の高値安値ではなにかしらの

プライスアクションが起こりやすいです。

 

毎日のトレードではさらに上位足の環境や、

下位の足の値動きをみてエントリーします。

 

 

 

今回は環境認識のお話しなので

この図の次の日を見ていこうと思います。

前日の日足陽線が高値ラインを更新しました。

 

この状況だけ見ると「今日も上がるかな」

と多くの人が思いそうですよね。

 

この日のトレードは点線のような

押し目買いを狙ってみたくなります。

 

こんなことももちろんあります。

前日の高値を超えられず一旦下落。

前日の日足は陰線になりました。

 

これはラインに対して「止められた」

という印象を持たれそうです。

 

止められたんだから戻り売りをしたい人と

上昇の方が強そうだし押し目買いしたい人の

攻防になるかもしれません。

 

こんなパターンもありますよね。

1時間足では高値を更新したけれど

日足の終値では超えられず、というケースです。

 

 

 

 

 

 

 

 

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